『2019年トルコリラの見通しと急落の原因』を現役銀行員が解説!

銀行員
トミー
こんにちは。元銀行員ブロガーのトミーです→トミーのプロフィールはこちら
9月末で三井住友信託銀行を退職し、Webマーケティング会社に転職することになりました。

前職では金融資産1〜5億円のお客様に対して『投資、不動産、遺言、相続、税金』の観点から金融資産のコンサルティングを行っていました。
 

そして、経済情勢に合わせて投資信託や株などの投資に関するアドバイスをしています。
お客様からもトルコリラに関する質問が多かったため、この記事で解説します。

  • トルコリラってなんで急落したの?
  • トルコリラの見通しってどうなの?
  • トルコリラは手放したほうがいい?
  • トルコリラは今仕込みどきなのかな?

と疑問に思っている方の悩みを解決できる記事になっています。

結論だけ先に言うと、金融資産が少ない人は今すぐトルコリラへの投資はやめるべきです。詳しくは下記に書いてあります。

この記事では現役銀行員の僕が以下2点を書きます。

  • 『トルコリラ急落の原因、トルコリラの見通し』を解説
  • 『トルコリラをすでに保有している方、トルコリラへの投資を検討している方』への異なるアドバイス



そもそも、なぜトルコリラは急落したのか?

トルコリラはもともと2つの要素があって下落傾向となっていたところに、対米関係におけるさらなる下落要因が加わり急落しました。


具体的には、『元トルコの大統領であるエルドアン大統領への政治運営に対する不信感』『トルコの中央銀行の金融政策の不透明感』の2つの要因があり下落傾向にありました。


それに加えて、トルコで発生したクーデター未遂事件に米国人牧師が関与しているとして拘束。これに対してトランプ大統領がブチギレ、対米関係において関係が悪化して急落。


簡単に説明するとこんな具合です。

トルコリラ急落の原因は『選挙を意識したパフォーマンス』

急落の原因は『両国の選挙活動を意識したパフォーマンス』の可能性が高いです。


2018年11月には米国で中間選挙があり、2019年3月にはトルコで地方選挙があります。
両国とも有権者の指示を獲得するために強気の姿勢を見せており、過激な発言やパフォーマンスが発生しました。


その結果、トランプ大統領は米国人牧師の解放を要求しましたが、トルコが応じなかったため、米国側は鉄鋼・アルミニウムの輸入関税の税率を、トルコについては倍にするとの制裁を発表。


これに対し、トルコ側も選挙を意識した強気の姿勢をみせるために対抗措置をとることを発表しました。

トルコリラの見通しは控えめに言って暗いです!

結論から言うと、トルコリラの見通しは暗いです。以下3つの観点から見通しを詳しく解説します。 

  1. 過去5年間のトルコリラの値動きはずっと下落傾向にある
  2. アメリカが引き続き利上げを行う可能性が高い
  3. エルドアン大統領が、中央銀行の金融引き締めに対し、反対姿勢を示している

過去5年間のトルコリラの値動きはずっと下落傾向にある

上記はトルコリラの過去5年間の値動きをグラフにしたものです。


2013年〜2014年ごろはトルコリラは50円台を推移していますが、その後は下落傾向です。ちなみに2008年ごろは90円台でした。


ここ10年間で90円台から現在18円台に下落したため、80%ほど下落したことになります。様々な要因によって為替は変動するため、この先も下がり続けることは断言できないです。


しかし、過去10年間のチャート表を見ても下がり続けていることを考慮すると、この先の見通しも暗いと考えられます。

アメリカが引き続き利上げを行う可能性が高い

アメリカが引き続き利上げを行うと、新興国(トルコ、ブラジルなど)から資金が流出し『ドル』に資金が集まります。


※少し話が逸れますが、上の1行の説明がわからない場合は投資するのは危険だと思います。投資をする前にまずは勉強ですね。


実際にアメリカは以下の画像のように2017年から本格的に利上げを行なっており、2018年、2019年も利上げを行なっていく方針です。

引用:日経平均株価 AI予測

利上げに比例してドルは上昇し、トルコリラは下落傾向にあります。※もともと下落傾向でしたが、さらに下落しました。

つまり『2019年にも利上げを行う可能性が高い→ドルに資金が集まる→トルコリラの下落は続く可能性が高い』ことが予測できます。

エルドアン大統領が中央銀行の金融引き締めに対し、反対姿勢を示している

『中央銀行の金融引き締め=トルコリラの上昇につながる』のですが、エルドラン大統領が反対しています。※金融引き締めとは何かわからない方は下記を参照してください。


すごい簡単に言うと、『中央銀行の金融引き締めに反対すること=トルコリラが上昇しずらい』ことを意味します。


もちろんトルコの経済情勢、今後の発展などを踏まえた上で金融引き締めを反対しているのですが。

なぜ金融引き締めを行うと、トルコリラの上昇につながるのか?

初心者の方にわかりやすく解説するために噛み砕きますが『金融引き締め=金利の上昇=トルコリラの上昇』のような方程式が成り立ちます。


金利が上昇すると、その国の通貨の価値が高まり資金が集まります。実際にアメリカは以下の画像のように利上げ後はドルが上昇しています。


※中国との貿易戦争などによってドルの値動きは乱高下しているものの、ゆるやかに上昇しています。

引用:日経平均株価 AI予測

上記の画像のように『金利の上昇=通貨の上昇』は関連性があります。


これら3つの理由からトルコリラの見通しは暗いと考えています。

とはいえ、トルコリラが上昇する見通しも少しあります

トルコリラの見通しが暗いことを解説しましたが、とはいえトルコリラが上昇する見通しも少しあります。その場合、以下2点の観点から上昇が予測されます。 

  1. トランプ大統領とトルコの対立がおさまる
  2. トルコ中央銀行がさらなる金融引き締めを行う

トランプ大統領とトルコの対立がおさまる

アメリカは11月に中間選挙があり、トランプ大統領は有権者の指示を獲得するために過激な発言やパフォーマンスを行なっている可能性があります。


トルコ側も2019年3月に地方選挙を控えているため、アメリカとトルコの対立が落ち着くのは早くて11月過ぎ、または3月以降になる可能性があります。


トルコリラの急落によって大きな損失を出している人は、2019年3月まで様子を見るのは1つの手ですね。

トルコ中央銀行がさらなる金融引き締めを行う

『中央銀行の金融引き締め=トルコリラの上昇』につながります。


9月13日にトルコ中央銀行は金融引き締めとして政策金利を、17.75%から24%に引き上げることを決定しました。


これは市場の予想を大幅に上回る利上げで、一時的にトルコリラも上昇しました。
また金融政策決定会合後の会見で、トルコ中央銀行が「必要ならさらなる金融引き締めを行なうこと」を発表しました。


トルコ中央銀行の宣言通りにさらなる金融引き締めによって金利が上昇すれば、トルコリラの上昇も期待できます。

『すでにトルコリラに投資している方、投資を検討している方』へアドバイス

トルコリラは正直投資初心者にはかなり扱いが難しい通貨です。


しかし、もうすでに投資してしまった人もいると思うので、以下4パターンに分けてアドバイスをさせていただきます。

  1. すでにトルコリラに投資し、投資の資金も余剰資金である人
  2. トルコリラへの投資を検討し、投資する資金は余剰資金である人
  3. すでにトルコリラに投資し、投資の資金は余剰資金ではない
  4. トルコリラへの投資を検討し、投資する資金は余剰資金でない

※余剰資金とは『万が一、なくなっても生活に困らない資金』のことです

すでにトルコリラに投資し、投資の資金も余剰資金である人

このパターンの人は、かなり大きな損失が出ているため長期保有をしていいと考えています。ここでいう長期保有とは3〜5年くらいですね。


理由は、長期保有ができればトルコリラの高金利をどんどん積み重ねることができるからです。


例えばトルコリラが年間で10%下落をしても年率18%の金利を積みあげることができれば最終的には+8%になります。翌年にはさらに+18%を積み上げることができます。


そのため、すでにトルコリアに投資をしており、投資の資金も余剰資金である人は長期保有をオススメします。しかし、追加投資はあまりオススメできませんね。

トルコリラへの投資を検討し、投資する資金は余剰資金である人

ここで追加投資するのはかなり面白いですね。僕だったら絶対にしませんが、余剰資金がある方はそれができます。笑


理由は、トルコリラは18円台(2018年9月22日現在)でかなり割安であり、今後少し上昇する可能性はあるためです。


おそらく2019年3月を過ぎればアメリカとトルコの対立も落ち着きます。そうすれば、多少トルコリラも回復すると考えています。


そのため、トルコリラへの投資を検討し、トルコリラに投資する資金は余剰資金である人は投資してもいいと思います。

すでにトルコリラに投資し、投資の資金は余剰資金ではない

おそらく今回の急落によって大きな損をしているはずです。また、余剰資金ではない貴重な資金のため損切りもできない状態かと。


このパターンの人たちは、アメリカの11月に行われる中間選挙によってアメリカとトルコの対立が落ち着くのかをチェックする必要があります。


もし、11月に対立が落ちついてトルコリラの価格が少し上昇したらそこで損切りをしたほうがいいです。
3月のトルコの地方選挙もありますが、どのように変動するかわからないので。

トルコリラへの投資を検討し、投資する資金は余剰資金でない

絶対に投資するのはやめましょう。もうここまで説明をして、余剰資金でないのでトルコリラに投資するのは強者すぎます。笑

まとめ:お金がない人は投資せず、『自己投資』しよう!

少し話が逸れますが、そもそもお金がないなら『資産運用=投資』ではなく『自己投資』にお金をつぎ込むべきです。少なくとも投資額は1000万はないと厳しいですね。


なぜなら、少額では全く資産は増えないし、『投資』を勉強するのに時間はかかるし、効率がクソ悪いからです。


例えば、投資資金が100万円でも投資信託や株だと年率+10%とかなので、増えても10万程度です。


そんな少額な利益のために膨大な時間を費やすなら、『作業をした分だけ、知識やスキルが身につく副業』でお金を稼ぐ方がよっぽど効率がいいです。

なぜなら、お金も稼ぎつつ、自分の道を切り開けるスキルも身につくからです。

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