『ブラジルレアル為替の見通しと下落原因』を大手銀行員が解説!

クニトミ

webマーケ会社でSEOコンサルしている、クニトミです。

  • ブラジルレアル(為替)ってなんで下落したの?
  • ブラジルレアル(為替)の見通しは?
  • ブラジルレアル(為替)は下落してるけど損切りすべき?
  • ブラジルレアル(為替)は仕込みどき?

と疑問に思っている方の悩みを解決できる記事になっています。


この記事を解説する僕は、三井住友信託銀行を退職し、Webマーケティング会社に転職しました。


前職では金融資産1〜5億円のお客様に対して『投資、不動産、遺言、相続、税金』の観点から金融資産のコンサルティングを行っていました。


お客様からもブラジルレアル(為替)に関する質問が多かったため、この記事で解説します。


結論だけ先に言うと『ブラジルレアル(為替)は下落したものの、トルコリラよりも回復する見通し』がありますこの記事では元銀行員の僕が以下2点を書きます。

  • 『ブラジルレアル(為替)の下落原因、見通し』を解説
  • 『ブラジルレアル(為替)を保有している方、投資を検討している方』へのアドバイス

※2019年3月23日の下落原因も含んだ解説を行なっています。

目次

そもそも、ブラジルレアル(為替)はなぜ下落したのか?

ブラジルレアル(為替)の下落理由は以下4つだと考えています。順番に以下で解説します。

  1. アメリカの利上げによって、ドル通貨の魅力が高まったため
  2. 新興国はドル建て債務が多いため
  3. トルコリラの急落により投資家心理が悪化して、他の新興国通貨の下落にも連鎖したため
  4. 2019年3月23日の下落原因:アメリカの利上げ打ち止め

下落1:アメリカの利上げによって、ドル通貨の魅力が高まったため

アメリカが利上げを行うと、新興国通貨への投資の魅力が薄れてドルへの投資魅力が高まるため新興国から資金が流出します。


トランプ大統領の大型減税政策の効果もあって、アメリカ経済は非常に好調です。そのため、アメリカは利上げを2018年は積極的に行ってきました。

2018年は3月と6月に利上げを行なった結果、以下の画像でも分かる通りブラジルレアル(為替)は若干下落しました。

 

2019年も利上げを行うことから、さらにブラジルレアル(為替)の通貨は下落する可能性はあります。

下落原因2:新興国はドル建ての借金が多いため

新興国(ブラジルレアルを含む)はドル建ての借金が非常に多いです。


『アメリカの利上げによって金利が上昇する→ドル建て債務の利払いが増える→新興国は利払いが困難になる』との懸念から新興国通貨が売られました。

個人で借金をした場合に例えます。

例えば、あなたがAさんから1000万円を借金して、年率1%で返済するとします。つまり『1000万円を貸してもらう代わりに年間10万円をAさんに払う』という契約です。


ですが、突然年率3%に上がったらどうしますか?急に年間30万円のペースで返済しなければなりません。利払いが困難になりますよね?


借金の額がもっと壮大で、同じような状況が新興国(ブラジルレアルを含む)で発生しています。

下落原因3:トルコリラの急落により投資家心理が悪化した

5月にアルゼンチンペソ、8月にはトルコリラが大きく下落しました。トルコリラの急落と見通しは下記の記事で解説してます。


上記のようにトルコリラが大きく下落したことで、投資家心理が悪化し、他の新興国通貨(ブラジルレアルを含む)の下落にもつながったと考えられます。

『2019年トルコリラの長期見通し、急落原因』を大手銀行員が解説

仮想通貨がわかりやすい例です。

今年の1月にビットコインが大暴落しましたよね。投資家心理は悪化し、リップル、エーサリアム、ネムなどの他の仮想通貨も急落しました。


このように『大きく下落する通貨』が1つあると他の通貨もつられて下落することがよくあります。


以上3つの理由からブラジルレアル(為替)は下落したと考えられます。次にブラジルレアル(為替)の見通しについて解説します。

2019年3月21日の下落原因4:アメリカの利上げ打ち止め

2019年3月20日にFOMC参加者17人のうち11人が「2019年中の、アメリカでの想定利上げ回数は0になるだろう。」と発表しました。


2018年12月時点では、『2019年の想定利上げ回数は2回くらいだろう』という発言があったので、大幅に引き下げた結果になります。


つまり、米ドルが利上げをしないということは、通常は『相対的に見て、新興国通貨の魅力は上がるんじゃないの?』と考えるのですが、今回は例外です。


実際に以下のように、2019年3月20日で、様々な新興国通貨は抜き並み下落しているのがお分かりいただけると思います。

利上げが打ち止めになると、上記のように様々な通貨が下落する原因は『景気後退の可能性が高いのでは?』という懸念を投資家が抱くからです。以下で理由を解説しますね。

利上げ打ち止め=景気後退の可能性

米ドルだけに限らず利上げが打ち止めになると、景気後退の可能性が高いです。なぜなら利上げは、そもそも『景気の過熱感を抑えるために』行うからですね。


たとえば日本で景気が良くなると以下のロジックで利上げが行われるわけです。


景気が良くなる→お金が市場に出回る→物の価値がどんどん高まり、過熱感がでる→『金利をあげる(=利上げ)』という行為で、銀行にお金を預けさせる→市場から少しお金が減って、過熱感が収まる


上記のように『利上げ=景気のいい時に、景気を抑制するために行われる』というロジックがあるので、今回の利上げ停止は『景気を抑制する必要なし=景気が悪くなる』と市場が想定し、様々な通貨が抜き並み下落することになりました。


※2019年3月23日の経済動向も考慮した見通しを以下で解説

ブラジルレアル(為替)の見通しは”少しだけ”暗め

ブラジルレアル(為替)の長期的な見通しは“少しだけ”暗めだと考えています。以下の理由からブラジルレアル(為替)の見通しを解説します。

  • ルラ元大統領の立候補は無効となったため

見通し1:ルラ元大統領の立候補は無効となったため

ルラ元大統領とは、ブラジル経済を高成長に導き、ワールドカップやオリンピックの招致にも成功したブラジルの元大統領です。


再度、大統領選に立候補をしてブラジル経済をさらなる成長に導くことを期待されていました。
しかし汚職事件で、大統領選の立候補は無効となりました。


実績のあるルラ大統領が立候補できないことはブラジル経済の見通しが暗くなったといえます。

トルコリラより、ブラジルレアル(為替)の方が回復する見通しあり!

とはいえ、トルコリラよりはブラジルレアル(為替)の方が回復する見通しはあります。以下3点の観点でブラジルレアル(為替)の見通しを解説します。

  1. 先行き不透明だった大統領選が落ち着いたから
  2. 利上げ停止は前向きな理由だから
  3. アメリカは利上げしないので、長期的に見れば新興国通貨の魅力が高まる

明るい見通し1:ブラジル大統領選が落ち着いたから

ブラジルの大統領選はルラ元大統領が立候補できなくなったため4人になり、4人の中では元軍人のボロソナロ氏に期待が集まっていましたが2018年9月6日に何者かに刺され重症で、先行き不透明感が強まっていました。


しかし何とか一命を取り止め、統領選挙の結果が改革志向のジャイル・ボルソナロ氏の勝利となったことを受けて、ブラジル金融市場は落ち着き を取り戻し始めています。


ルラ元大統領が立候補できなかったのは、ブラジル金融市場にとっては痛手でしたが、何とかボルソナロ氏が勝利したことで、最悪のシナリオは免れました。

参考 ブラジル市場の展望三井住友トラストアセットマネジメント

明るい見通し2:利上げ停止は前向きな理由だから

一時的には『利上げ停止=景気後退の可能性が高い!』という投資家心理で、市場が悪化しますが、長期的に見ると落ち着きを取り戻す可能性が高いです。


なぜなら今回の利上げ停止は前向きな理由だからです。


米国経済の景気を後退させないように、かなり慎重な姿勢で利上げ停止を視野に入れているため、市場が思っているよりも『景気後退の可能性が低い』と予測されています。


実際に金融機関が立てた見通しでも、『この慎重姿勢は、米国株式の下支えとなる』と発表されていますので。

参考 米利上げ打ち止め観測で米長期金利低下三井住友トラストアセットマネジメント

明るい見通し3:アメリカは利上げを急がない方針のため

2019年は想定利上げ回数は0回、2020年も利上げというよりは『利下げをする』と発表しています。


つまり『アメリカが利上げを行う可能性が低い』→『米ドル通貨への投資魅力が低くなる』→『相対的に新興国通貨の魅力が高まる可能性がある』→『高金利なブラジルレアルへの投資魅力が上がる』と想定できます。


もちろん短期的な視点で見ると、急落をしてしまって投資魅力が少ないように感じますが、長期的な目線でみればブラジル市場に資金が戻ってくる可能性は十分にありますよ。


以上3つの観点からトルコリラよりはブラジルレアル(為替)の方が回復する見通しはあると考えています。

『ブラジルレアル(為替)に投資している/検討している方』へアドバイス

ブラジルレアル(為替)は投資初心者にはオススメできない通貨です。


しかし、もうすでに投資してしまった人もいると思うので以下4パターンに分けてアドバイスをさせていただきます。

4パターンの投資家へアドバイス
  1. すでにブラジルレアル(為替)に投資し、投資の資金も余剰資金である人
  2. ブラジルレアル(為替)への投資を検討し、投資する資金は余剰資金である人
  3. すでにブラジルレアル(為替)に投資し、投資の資金は余剰資金でない
  4. ブラジルレアル(為替)への投資を検討し、投資する資金は余剰資金でない

※余剰資金とは『万が一、なくなっても生活に困らない資金』のことです

1:すでにブラジルレアル(為替)に投資し、投資の資金も余剰資金である人

このパターンの人はそのまま保有をして、自身のタイミングで利益確定していいと思います。上記でも説明した通り、ブラジルレアル(為替)は回復する見通しもあるからです。


またブラジルレアル(為替)の高金利も積み上げることができるため、1年ほど保有して様子を見るのは1つの手です。

2:ブラジルレアル(為替)への投資を検討し、投資する資金は余剰資金である人

このパターンの人は投資してもいいと考えています。その代わり3〜5年は長期保有できる資金の範囲内で投資しましょう!


ブラジルレアルは回復する見通しはありますし、3〜5年も長期保有できれば十分に高金利も積み上がり利益を得られる可能性があります。

3:すでにブラジルレアル(為替)に投資し、投資の資金は余剰資金でない

このパターンの人は新興国通貨の下落感が収まるまでは、そのまま保有してもいいと思います。


実際に以下の画像を見ると、2018年8月頃に新興国通貨は大きく下落しましたが、1〜2ヶ月後には落ち着きを取り戻し、投資資金が市場に戻ってきたのがお分かりいただけると思います。

そのため一旦市場が落ち着くまで待つという選択肢もあることをお忘れないように。

4:ブラジルレアル(為替)への投資を検討し、投資する資金は余剰資金でない

絶対に投資するのはやめましょう。基本的に余剰資金がないにも関わらず投資はするべきではないです。

【ブラジルレアル(為替)の下落原因と見通し】のまとめ

以上でブラジルレアルの下落原因と見通しを解説しました。


ブラジルレアル(為替)を保有している方は無理に売却する必要はないと思いますし、僕だったら追加投資しちゃいますね!笑


お金に余裕があったらの話ですがね。そのくらいブラジルレアルは割安感もあり、見通しもいいです。

お金がない人は投資せず、自己投資せよ!

少し話が逸れますが、そもそもお金がないなら『資産運用=投資』ではなく『自己投資』にお金をつぎ込むべきです。少なくとも投資額は1000万はないと厳しいですね。


なぜなら、少額では全く資産は増えないし、『投資』を勉強するのに時間はかかるし、効率がクソ悪いからです。


例えば、投資資金が100万円でも投資信託や株だと年率+10%とかなので、増えても10万程度です。


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