移動平均線ってなに?
どうやって使えばいいのかな?
使う際の注意点も知りたい!
この記事を読むと、上記の疑問や悩みを解決できます。
FXを行うのなら、テクニカル分析は必須!
中でも移動平均線はメジャーな指標ですが、FX初心者には「なんのことかわからない!」といったお悩みもあるかと思います。
移動平均線は、過去の一定期間の為替の終値を計算して、線で結んだものだ。
トレンドの方向や売買シグナルを判断するのに有効な指標だぞ!
メジャーな指標だからこそ、その意味や使い方を正しく学ぶ必要があります。
この記事では、移動平均線の意味や特徴、使い方や注意点を紹介します。
では、まず移動平均線とは一体どんな指標なのか、見てみましょう。
移動平均線とは
移動平均線は、過去の一定期間の為替の「終値」を計算して、線で結んだものです。
移動平均線は英語でMoving Averageといい、その頭文字をとって「MA」と表記されることもあります。
これは、テクニカル分析に使われるとてもメジャーな指標で、エントリーのタイミングを判断するのに効果的です。
この移動平均線を基本としている指標には、MA乖離(かいり)、ボリンジャーバンド、一目均衡表などがあります。
また移動平均線には単純、加重、指数平滑の3種類がありますが、この記事ではもっとも一般的な単純移動平均線を紹介します。
移動平均線の作り方
単純移動平均線は、当日を含めた過去の一定期間の終値の平均値をグラフ化したものです。
たとえば5日移動平均線の場合、直近5日間の終値をすべて足して5で割ると、その日の移動平均レートが計算できます。
これを毎日繰り返した移動平均レートを線で結ぶと、5日移動平均線が完成します。
計算期間は5日、25日、75日、200日などが使われますが、これは固定されているわけではなく、様々な組み合わせが可能です。
また25日や75日でも、足して割る移動平均レートの数が増えるだけで計算方法は同じです。
使用するデータ
移動平均線は5日・25日・75日を使います。
なぜなら、5日は1週間、25日は1ヶ月、75日は3ヶ月になるからです。
1週間は7日ですが、FX市場では月曜〜金曜(土曜早朝)までの5日です。
そして、25日は5週間のため1ヶ月、75日はその3倍で3ヶ月を表しています。
移動平均線の特徴
相場のトレンドをつかむ
移動平均線の最大の特徴は、相場のトレンドをつかめる点です。
為替レートの動きを平均化すると、チャートのギザギザがなめらかな曲線になり、トレンドをとらえやすくなります。
トレンドには右肩上がりの上昇トレンド、右肩下がりの下降トレンド、横ばいのレンジ相場の3つがあります。
たとえば移動平均線が上向きである場合、終値の上昇が続いているため、上昇トレンドと判断します。
相場の今後の展開を予測する
移動平均線を使えば、上昇・下降トレンドを掴み、今後のチャートのトレンド方向も予測できます。
つまり上昇トレンドならしばらく上昇し、下降トレンドなら下落する可能性が高くなります。
移動平均線を使ってエントリーするなら基本的に順張りで売買しましょう。
移動平均線を使ったチャートの予測方法
ゴールデンクロス
移動平均線の短期が長期を下から上に突き抜けた状態を、「ゴールデンクロス」と呼びます。
ゴールデンクロスが現れると相場は上昇する可能性が高いため、買いシグナルと判断できます。
ただし、相場には「だまし」があるので、ゴールデンクロスが出ても絶対上昇するとは限らないので注意しましょう。
デッドクロス
短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下に向かって突き抜けた状態を、「デッドクロス」と呼びます。
デッドクロスが現れると、為替が下がる可能性が高まるため、売りシグナルと考えられます。
ただし「だまし」がありデッドクロスも必ず当たるとは限らないので、過信すべきではありません。
移動平均線は「だまし」に注意
移動平均線を使うときは、「だまし」に要注意です。
だましが発生する理由は、その仕組み上、移動平均線とチャートにタイムラグが発生するからです。
そのため売買シグナルが現れても、必ずトレンドが発生するとは限りません。
ローソク足から離れたクロスはだましの可能性が高いため、エントリーは避けるべきです。
移動平均線の2つの機能
相場の傾向を示す機能
まず、移動平均線とチャートの位置関係から相場の傾向がわかります。
たとえば、移動平均線がチャートの下を推移している場合は、相場(トレンド)が強い状態です。
反対に、移動平均線がチャートの上を推移していると、相場が弱い状態を表します。
相場が強いときは買い、弱いときは売ると勝率が高まります。
サポート・レジスタンスラインとしての機能
ふたつ目は、レジスタンスライン・サポートラインとしての機能です。
「可能な限り安いところで買いたい・高いところで売りたい」
これは世界中のトレーダーの心理状態であり、移動平均線がひとつの指標として売買される傾向があるんです。
たとえばレートが下落基調の場合、その下にある移動平均線へ近づいていくとサポートになりやすく、レートが移動平均線を下抜ければ下降トレンドへの転換点となります。
また逆にレートが上昇基調の場合、その上にある移動平均線へ近づいていけばレジスタンスになりやすく、レートが移動平均線を上抜ければ上昇トレンドへの転換と考えられます。
上記の図では移動平均線がサポートラインとなって、チャートが移動平均線の上側になるように上昇しているのがわかりますね。
グランビルの法則で移動平均線をもっと活用する
移動平均線は、ジョセフ・グランビルが生み出しました。
彼は、移動平均線による以下の8つの法則が売買シグナルになると唱えました。
- 移動平均線が横ばいまたは上昇→チャートが上抜け
- 移動平均線が上昇→チャートがいったん下抜けしてから上抜け
- 移動平均線が上昇→チャートが下抜けせず再び下落する
- 移動平均線が下降→レートが下落し乖離する
- 移動平均線が横ばいまたは下降→チャートが下抜け
- 移動平均線が下降→チャートがいったん上抜けして再び下落する
- 移動平均線が下降→チャートが上抜けせず再び下落する
- 移動平均線が上昇→チャートも上昇し乖離する
移動平均線が使いやすくい、おすすめのFX会社!
最後に、移動平均線と分析機能が使いやすいおすすめのFX会社を3社紹介します。
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移動平均線 まとめ
上記で紹介した「移動平均線に基づくチャート予測」を実践すると、今後は移動平均線の使い方で悩むことが減り、チャート予測の精度を高められます。
最後にもう一度、内容を確認しましょう。
- 移動平均線は、過去の一定期間の終値を計算し線で結んだもので、売買シグナルの指標に使わる
- 相場のトレンドを掴み、将来のチャートを予測するのに役立つ
- ゴールデンクロスは買いシグナル、デッドクロスは売りシグナルだが、だましがあるので注意
移動平均線は、他の指標にも応用されるもっとも基本的なテクニカル指標です。
相場の方向や売買タイミングを判断できるので、テクニカル分析において最初に学ぶべき指標だと言えます。
ただし、移動平均線だけで相場のすべてを分析するのは不可能です。
ですから、移動平均線について覚えたら、これを応用したボリンジャーバンドや一目均衡表なども学んでみてくださいね。
複数の指標を組み合わせることで、分析精度を上げられますよ!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。