【初級編】初心者が知るべき投資信託と株のメリット・デメリット・リスクについて

そもそも投資信託とは?プロに運用をお任せできる商品のこと!

こんにちは。

[voice icon=”http://tabinvest.net/wp-content/uploads/2018/04/IMG_0697.PNG.jpeg” name=”くりりん” type=”l”]銀行員ブロガーのくりりんです。[/voice]

投資信託を一言でまとめると、以下のようになります。

[voice icon=”http://tabinvest.net/wp-content/uploads/2018/04/IMG_0697.PNG.jpeg” name=”くりりん” type=”l”]個々の投資家から集めた資金を一つの大きな資金としてまとめて、その資金を元手に運用の専門家(ファンドマネージャー)が株式や債券などに投資し、運用する金融商品のことで、「ファンド」と呼ばれることもあります。[/voice]

対して、“株式投資”は「運用の専門家」(ファンドマネージャー)が判断すること(銘柄選定、投資タイミング)を全て”投資家本人”が行う必要があります。
 
投資信託は「何にいつ投資するか」という判断から実際の取引までをプロにお任せすることができます。
  • どんな株式に投資したらいいかわからない
  • どんなタイミングで購入したらいいかわからない
 
という投資初心者に投資信託はオススメです!

投資信託については「【初級編】そもそも投資信託とは?初心者のそんな疑問に答えます!」で、銀行員目線で解説しているので、ご覧になられてください。

初心者の方にはメリットがたくさんあるのが投資信託です。

しかし、投資を始める前に知るべきデメリットやリスクもあります。リスクを抑える方法も銀行員目線で解説しますよ。

投資信託のメリット!プロに運用を任せて、少額でリスク分散投資できる!

投資信託のメリットはたくさんありますが、みなさんに覚えていただきたいメリットは3つです!

  1. 少額から運用ができる
  2. 運用の専門家(ファンドマネージャー)に運用をお任せできる
  3. 株式や債券などに分散投資できる

メリット1:投資信託は10,000円から運用ができる!

投資信託は10,000円から購入することができます。

10,000円で買える株はほとんどないため、投資信託は株式取引に比べて少額から開始できるということですね。

投資信託を利用せずに、”株式投資”や”債券投資”を行う場合は、100〜300万など、ある程度まとまった資金が必要になります。

銘柄によるため一概に言えませんが、何百万単位で初期投資額が必要になるんです。

メリット2:運用の専門家(ファンドマネージャー)に運用をお任せできる!

投資信託は、経済・金融・株や債券などに関する専門的な知識を持っている“運用の専門家(ファンドマネージャー)”“投資家本人(あなた)”に代わって運用をしてくれます。

プロに資産運用をお任せするため、銘柄の選定や株や債券などの投資するタイミングを気にする必要がないです。

また、個人投資家では投資するのが難しい外国株式や外国債券、不動産、などの特殊な金融商品にも投資することができます。

メリット3:株式や債券などに分散投資できる

“投資信託”“株式投資”の違いがよくわからない!」という方向けに画像をご用意しました!

まずは、“投資信託”“株式投資”の違いを理解しましょう!下の画像を見てください!

投資信託と株式投資の大きな違いは「投資対象が”複数”か “1つ”か」という点です。

「投資信託を買う」とは「”運用の専門家”が投資対象の企業をいくつか選定(今回は6社)し、選ばれた複数の企業(今回は6社)が1つのパッケージになっており、その1つのパッケージを投資対象として買うこと」 

「株式投資」とは「”投資家本人(あなた)”が自分で選んだ企業(A社)のみに投資をすること」

投資信託は、個人の投資家から資金を集め、それを1つの大きな資金としてまとめて、様々な銘柄(A社〜F社)に分散投資をするためリスクを抑えることができます。

投資の基本中の基本は「投資対象を複数に分けてリスクを分散すること」=「分散投資をすること」です。

もし、私たち20代の投資家が株式投資を行い、ひとつの株式だけに100万という大金を投資し、その企業の業績が悪化し、その企業の株価が暴落したら大変です。

かといって、個人の投資家が株式投資で、自ら複数の銘柄に投資をして、リスクを分散しようとすると、いくつも株式を買う必要があり何百万とお金が必要になるわけです。

少額からはじめたい初心者にとっては、”株式投資”による分散投資はなかなか難しいのです。

だからリスク分散が少額からできる投資信託がオススメなんです!

 

以上3つが投資信託のメリットです。投資初心者は必ず投資信託からスタートしたほうがいいです。

投資信託のデメリット!購入時だけではなく保有中も手数料がかかる!

まず投資初心者にオススメしたいのは投資信託です!

しかし、前述した通り”運用の専門家”に運用を全てお任せする代わりに、「株式投資」ではかからない費用が発生するというデメリットがあります。

“投資家本人”が全て自分の判断で取引を行う「株式投資」は、株式の取引の際に生じる購入手数料と解約手数料がかかるだけです。

しかし、投資信託では運用をお任せしている期間も、信託報酬”という手数料がかかるんです!

以下で、投資信託で運用することによって発生する3つの手数料について詳しく解説します。

投資信託で発生する3つの手数料とは?

投資信託を利用する場合、3つの手数料が発生します

  1. 購入手数料(販売手数料):投資信託を購入時に発生する手数料
  2. 信託報酬:投資信託の保有期間中にかかる手数料
  3. 解約手数料(信託財産留保額):保有している投資信託の解約時に手数料

手数料1:購入手数料について(かからない投資信託あり)

「購入手数料」=「販売手数料」とは、みなさんが投資信託を購入するときに、一番最初にかかる手数料のことです。

「購入手数料」は銀行や証券会社に対して支払う手数料です。

「銀行マンや証券マン」が「今、この時代にあうのは◯◯っていう投資信託なんですよ!」と銘柄を教えてもらう対価として、支払う手数料ですね。

購入手数料というのは、投資信託の銘柄によって異なりますが「購入金額の◯%」という形で支払います。

投資信託の種類や会社によって異なりますが、購入金額の1〜3%かかるのが一般的です。

もちろん”購入手数料”がかからない投資信託もたくさんありますのでご安心を!

手数料2:信託報酬について

「信託報酬」とは、投資信託を購入した後で、投資信託を保有し続けている間に払う手数料のことです。
 
前述の通り、投資信託は、経済・金融・株や債券などに関する専門的な知識を持っている運用の専門家(ファンドマネージャー)が”投資家本人”に代わって運用をしてくれます。
 
運用の専門家に対して「いつも代わりに運用してくれてありがとう!その代わりに手数料払うね!」というのが”信託報酬”のことです。

手数料3:解約手数料(信託財産留保額)について(かからない投資信託あり)

「解約手数料」とは、投資信託を購入した後、保有している投資信託を売却しようとする場合にかかる手数料のことです。

運用の専門家からしたら、みなさんの資金を預かって、その大きな資金に見合った投資先を選定し、投資をしています。

もし、あなた以外にも多くの人が急に投資信託を解約して「やめます!」となると、運用の専門家の当初の予定が狂うわけです。

だから、運用の専門家から「もし、投資信託を解約するなら、少しだけお金は残していってくださいね!」と言われて、取られる費用が解約手数料なんです。

投資信託のリスクは「景気、為替、金利」などによって価格が変動する!

基本的に、銀行の預貯金、定期預金以外に「リスクがない金融商品」はこの世にありません。

銀行員の僕から解説すると「銀行に預金を預けておくだけ」のほうがよっぽどリスクです。

銀行だって、今はフィンテックやマイナス金利やAIの導入によって、かなり企業利益が減少し、経営が厳しくなっています。銀行の預金に預けていても絶対にお金は増えません。

人生100年時代に備えて「今使わないお金」を正しい知識を持って投資して、将来に備えた方がよっぽどいいです。

“リスク”と言うと漠然と怖く感じますが、「投資の世界」で使われるリスクとは、「危険度」ではなく「価格変動の大きさ」を意味します。

「価格変動が大きい」ほど「利益が大きくなる可能性が高い」ということです。

投資初心者のみなさんに是非覚えていただきたい3つのリスクをご説明いたします。

価格変動リスク

価格変動リスクとは、投資信託に組み入れられている株式や債券などの価格が変動することによって生じるリスクです。

上記の画像の通り、投資信託はリスク分散をするためにたくさんの株式や債券の銘柄を組み入れています。

そのため、組み込まれている株式や債券の価格が上がれば、投資信託の価格(基準価格)も上がりますし、下がれば、投資信託の価格(基準価額)も当然下がってしまうということです。

国内や海外の経済、政治、企業業績、災害など様々な要因によって価格は変動します。

「色々な要因で株式や債券の価格は動くのか〜」程度に覚えてくださいね!

金利変動リスク

金利変動リスクとは、金利の上昇や下落によって、株式や債券の価格が変動するリスクです。

金利が上昇する”タイミング”によって「株価が上昇する可能性が高い、低い」と判断はできます。

少し専門的な話になってしまうので、ここでは「金利が上がったり、下がったりすると、株式や債券の価格も動いて、投資信託にも影響するんだな〜」程度に覚えてください!

為替変動リスク

為替変動リスクとは、為替レートが変動することによって株価や債券の価格が変動するリスクです。
 
例えば、1ドル=100円の時に、ドル建ての投資信託に10,000円(=100ドル)を投資するとします。
 
もし、投資信託に組み入れられている株式や債券の価格が一切変動せずに、1ドル=110円の円安ドル高 になった場合は、100ドル=11000円ですから、円の基準価格が1000円分上昇していることになります。
 

逆に、1ドル90円の円高ドル安になると、100ドル=9,000円ですから、円での基準価額1000円分下ることになります。

リスクはとことん抑えよう!”投資対象”と”時間”を分散して投資しよう!

こんなに「リスク!リスク!リスク!」って言葉が連続で出ると「やっぱり怖いな〜」って思う方もいますよね。

僕も投資に関する知識がない頃は漠然と「投資は危ない!」としか思っていなかったです!

でも、しっかり銀行員として“リスクを抑える方法”を学んでからは”投資”に対する抵抗感もなくなりました。

リスクを分散する方法はたくさんありますが、まず投資初心者の方に覚えていただきたい方法は3つです!

リスクを抑える投資方法1:分散投資(投資する対象を複数にすること)

そもそも、上記の画像のように投資信託自体が様々な株式や債券に投資しており、リスクを分散している商品です。
 
ここで僕がご説明したいのは、
[voice icon=”http://tabinvest.net/wp-content/uploads/2018/04/IMG_0697.PNG.jpeg” name=”くりりん” type=”l”]
さらに違う種類の投資信託を合わせて持ちましょう![/voice]
ということです。
100万を株式型の投資信託に一気に投資をするのではなく、50万は株式型投資信託、50万は債券型投資信託に投資して、投資先を分けることでリスクを分散しましょう!という具合です。

株式型投資信託と債券型投資信託を持つと、景気が良い時には株式型の価値が上がり、悪い時には債券型の価値が上がるため、お互いの欠点を補いあうことができます。

リスクを抑える投資方法2:時間分散投資(ドルコスト平均法)

時間分散投資、またの名をドルコスト平均法といいます。

「ドルコスト平均法???もう読むのやめようかな。笑」と思った方。

あと1分ください。わかりやすく説明します。笑

ドルコスト平均法とは「あらかじめ定めた金額と時期に、定期的に買い続ける方法」のこと。

例えば、株式型投資信託を例にご説明します。

株式型投資信託は、債券に比べると値動きの変動が大きいです。

投資するタイミングによっては高い値段で購入してしまうリスクがありますし、投資初心者が”最適な投資タイミング”を見極めることは非常に難しいです。

そこで登場するのが、ドルコスト平均法です。

「毎月1日に、10,000円分はこの株式型投資信託を買うか!」という感じで注文をしておけば、毎月1日に購入する金額は10,000円を超えることはありません。

このように「あらかじめ定めた金額と時期に、定期的に買い続ける方法」がドルコスト平均法です。

定期的に買うことで、投資タイミングを迷うこともないですし、高値で買う心配もなくせます。

その結果、平均購入単価を下げることができます。

リスクを抑える投資方法3:長期保有投資

長期保有投資とは、その名の通り「長期間同じ銘柄を保有し続けること」です!笑

長期保有することでリスクを抑えることが可能になります。

長期保有によって得られるメリットは2つあります!

  1. 長期に保有すると運用のリスク(値動きの幅)が縮まります。
  2.  長期保有はコストの負担を軽くできます。

①長期保有すると運用のリスク(値動きの幅)が縮まる!

*出所:モーニングスター

上記のグラフは「長期保有をすればするほど、株式や債券の価格の値動きが小さくなること」を示しています。

縦軸が投資信託の収益率で、横軸が投資した期間です。

緑の線が保有していた期間の中で最もよかった運用成績、ピンク色の線がその期間中で最も悪かった運用成績です。

緑とピンク色の線の幅が広ければ広いほど、その期間内の値動きが大きいことを示します。

長期で持てば持つほど、緑の線とピンク色の線の差は縮まり、値動きが小さくなっていることがわかります。

*出所:モーニングスター

長期で保有すればするほど、リスクは抑えられ、利益も得やすくなります!

②長期保有は手数料の負担を軽くできる!

長期に投資信託を保有するメリットの2つ目は、購入時、解約時にかかる手数料の負担を軽減できることです。

例えば、投資信託A、購入手数料が3%、100万分購入するとします。最初の購入手数料は3万円。

1年後に新しい投資信託Bを購入し直すとなると、さらに3%の手数料(3万円)がかかることになります。

つまり、1年間で6%分(6万円分)の収益の上昇がなければ、マイナスになります。

投資信託は長期で保有すればその分だけ手数料がかからないので、長期保有はおすすめです!

投資信託のメリット・デメリット・リスクのまとめ

上記で、投資信託の「メリット・デメリット・リスク」について解説させていただきました。

最後にもう一度、図を使って”株式投資”と比較して整理していきましょう!

リスクに関しては、「株式投資」と特に大差はないので割愛させていただきます。

やっぱり投資信託の最大のメリットは、株式投資と比べて少額からスタートできる点です!
 
  • 投資は興味あるけどリスクが怖いな
  • 投資はしたいけど、そんなに大金はないな
こんな方には、「投資信託」がおすすめですね!投資信託の積立投資なら、ほとんどの証券会社で利用できます!

まとめ:やっぱり投資初心者には投資信託がおすすめ!

やっぱり投資初心者には投資信託がおすすめですね。

“株式投資”から始めてもいいんですけど、僕は何も知識がないまま大金を投資することはおすすめできません。

少額からでもいいから少しずつ運用を始めていみることをおすすめします!

そうすれば、少しずつ運用に関して興味を持ち始めると思いますし、どんどん自分で経済や金融や景気のことなど勉強するはずです!

少しずつ学んだ後で、投資信託でも物足りないなら”株式投資”をしましょう!