クニトミ
- 転職エージェントとは?
- 転職サイトと違う点とは?
- 転職エージェントを利用する場合の、メリット・デメリットとは?
と疑問に思っている方の悩みを解決できる記事になっています。僕は銀行員を退職し、Web会社に転職しました。
異業種への転職に成功をしたのは『転職エージェントとは何か?』を正しく理解し、効率良く転職活動ができたからだと考えています。
それでは、転職エージェントを実際に利用した僕が以下の内容について解説します!
※この記事では文章を短くするため『転職エージェント』を『エージェント』と省略する場面があります。
- エージェントとは?転職サイトと違う点とは?
- メリット・デメリットとは?
- エージェントの友人に教えてもらった!裏事情テクニックとは?
- 利用した方がいい人とは?
目次
そもそも転職エージェントとは?
転職エージェントとは人材紹介会社のことです。
エージェントに登録をすると、希望者一人一人に対してキャリアアドバイザーという担当がつき、面談を通して、あなたの考えに合った求人を紹介してくれたり、相談に乗ってくれたりします。
また、企業から求人を預かり、希望者に企業を紹介することもエージェントの役割です。つまり、転職希望者と企業をつなぐ仲介会社のようなイメージがエージェントなのです。
実は、転職エージェントの利用は『無料』ですよ!
理由は『エージェント側が”転職希望者の入社が決定した企業”から年収額の20〜30%の報酬を受け取るから』です。そのため『転職希望者』がお金を払うことはありません。
エージェントから様々なサービスを無料で受けれるわけなので、転職希望者側にとっては非常にお得なことなんです!
僕が転職活動を始めた頃は『転職エージェントと転職サイトの違い』を理解していなかったため、非常に効率の悪い転職活動を行なっていました。
そのため、以下で『転職エージェントと転職サイトの違い』を正しく理解し、効率の良い転職活動を行いましょう!
転職エージェントと転職サイトの違いとは?
転職エージェントと転職サイトの違いとは『転職のプロに頼るか、頼らないか』になります。
エージェントは、転職希望者がキャリアアドバイザーと面談をして、あなたの考えに合った求人を紹介したり、相談に乗ってくれたりします。
つまり、エージェントを利用すると『転職のプロがあなたの考えに合わせて、一定数の求人を選んで紹介してくれる』というメリットがあります。
転職サイトとは?
転職サイトとは『求人情報が掲載されているサイト』のことです。
『求人情報が掲載されているサイト』=『転職サイト』を転職希望者が閲覧して、気になる求人を検索し、直接企業に応募をする形となります。
つまり、転職サイトを利用すると『自分の考えに合った求人を、自分自身で調べ、自分で選んで企業に応募する』という流れになります。
大きな違いとは『転職のプロに頼るか、頼らないか』です!
要するに、転職エージェントと転職サイトの大きな違いは『プロに頼るか、頼らないか』です。
「どっちを使った方が良いの?」と聞かれる事がありますが、僕はエージェントを利用することをオススメします。
以下で、まずは『エージェントがどんなことをあなたにしてくれるのか』をしっかり理解しましょう!
転職エージェントとは、具体的にどんなことをしてくれる?
エージェントが具体的にあなたのためにしてくれることは以下6点です。
- 面談によるキャリア相談
- あなたの考えに合った求人の紹介
- 職務経歴書や履歴書の添削・アドバイス
- 面接対策
- 企業との面接のセッティング
- 給与の交渉、退職アドバイス
僕が実際に転職活動をしていて、直接企業とやりとりをしたのは『面接』の時だけでした。それ以外の企業との連絡は全てエージェントがとってくれます。
しかし、『なんでもやってくれる!』代わりにデメリットもあります。メリットとデメリットをしっかりと認識して転職エージェントを使いこなしましょう!
転職エージェントを利用するメリット・デメリットとは?
メリットとデメリットとは以下の通りです。
転職エージェントを利用するメリットとは?
エージェントを利用すると、大きく分けて以下3つのメリットがあります。
- 『あなたの理想の生き方に合う仕事』をプロ目線で紹介してくれる
- 『あなたの理想の生き方、働き方、考えなど』を第三者目線で言語化してくれる
- 面接の日程調整、面接対策など、転職活動に必要なサポートを無料でしてくれる
実際に僕がエージェントを利用して感じた具体的なメリットを以下で紹介します。
『あなたの理想の生き方に合う仕事』をプロ目線で紹介してくれる
キャリアアドバイザーの方と面談をする際に、僕の理想とする生き方やキャリアに対する考えを聞き、その考えに合った求人を紹介してくれました。
僕の『長所、スキル、考え』を第三者目線で分析し、企業を紹介していただけたことは『優柔不断』な僕にとっては非常に助かりました。
ある程度は『プロ目線で自分に合う求人を一定数選んでほしい!』という方は、ぜひエージェントを利用しましょう!
『あなたの理想の生き方、働き方、考えなど』を第三者目線で言語化してくれる
僕はあまり人に相談せずに『自分だけ』で考え、答えを出すタイプの人間のため転職活動中は行き詰まる場面が多かったです。
その際は、よくエージェントの方に考えを聞いてもらいました。行き詰まっていたことも、他人に相談すると意外に解決することってありますよね。
エージェントは転職活動で行き詰まる人を何人も見ているため、僕が言語化できないことも『◯◯ってことかな〜』ってすんなり言語化してくれた時は嬉しかったですね。
面接の日程調整、面接対策など、転職活動に必要なサポートを無料でしてくれる
これだけのメリットがあるサービスを完全無料で利用できるのは、非常に有益なことです。
第一志望の大学に入学をするために、『受験勉強に関するアドバイス、あなたに合った講習、志望校対策』などを全て無料でやってくれる予備校のようなイメージです。
僕は転職活動中は『通常の仕事』があり、なかなか時間が割けなかったです。
だからこそ、必要なサポートを全面的に無料でやってくれるエージェントをうまく活用できたのは非常によかったです。
転職エージェントを利用するデメリット3つ
エージェントを利用すると、大きく分けて以下3つのデメリットがあります。
- 面談や電話回数が多く、転職活動に時間がかかる
- 担当者のノルマの犠牲になる可能性がある
- 担当者の『質』に『転職活動』が左右される
面談や電話回数が多く、転職活動に時間がかかる
エージェントを利用すると、第三者目線で求人を紹介してくれるため、あなたのキャリアに対する考えをしっかりと理解することに時間がかかります。
数回の面談をして、結局なかなか僕の考えを理解してもらえずに担当者の方(キャリアアドバイザーの方)を変えてもらったこともあります。
そうすると、また新しい担当者と面談をしなければなりません。『1〜2ヶ月の短期決戦で転職活動を終えたい!』という人には向いていないです。
担当者のノルマの犠牲になる可能性がある
エージェントの友人に実際に教えてもらった話ですが、担当者には『ノルマ』があります。『転職希望者を◯◯人、紹介している求人の企業に入社させる』というノルマです。
そのため悪質なエージェントにあたってしまうと、あなたの考えに合っていないような企業でも紹介してくる可能性があります。
担当者の話を鵜呑みにはせず、騙されないためにも『2社』エージェントを利用することをオススメします。
担当者の『質』に『転職活動』が左右される
実際に僕がそうだったのですが、担当者の方を1度だけ変更してもらったことがあります。
どうしても『人と人』のやりとりなので、担当者と性格が合わなかったり、僕の考えを理解してもらえなかったり、知識不足と感じる場面がありました。
転職活動はあなたの人生の方向性を大きく決めます。もし、担当者が合わなかった場合は遠慮せずに積極的にエージェントに伝えましょう!
転職エージェントの友人に聞いた!裏事情テクニックとは?
エージェントで勤めている友人に、エージェントを活用する上で知っていると有利な裏事情をたくさん教えてもらえました!
僕自身、実際に『エージェントの裏事情』を教えてもらったことで、『企業との面接がすぐに決まる、返信スピードが早まる』などのメリットが多くありました。
以下では、エージェントをうまく活用する上で、特に効果的な裏事情を4つに絞ってご紹介します。
- 『2年以上は働く予定です。』と必ず答えよう
- 担当者とは最低でも週に1度は連絡を取る
- あなたに合わなければ『担当変更』をお願いしよう
- 同じ求人に複数のエージェントから応募しない
1:『2年以上は働く予定です。』と必ず答えよう
エージェントは、あなたが仕事をすぐに辞めてしまうと『もらった報酬を返金しなければならないから』です。
上記で説明した通り、エージェントが紹介した企業への入社が決まれば、あなたの年収額の20〜30%の額を報酬としてエージェント側は受け取れます。
しかし、以下の期間であなたが退職をした場合に、以下の割合で返金しなければならないのです。
- 1ヶ月以内:紹介料の約80%を返金
- 2〜3ヶ月以内:約60%を返金
- 4〜6ヶ月以内:30%〜40%を返金
- 7ヶ月〜12ヶ月以内:約20%を返金
※あくまでもエージェントで勤めている友人から聞いた話なので一概には言えませんが、だいたいこのくらいのようです。
そのためキャリアアドバイザーとの面談時には『2〜3年働いてスキルを身に付けたいと考えています!』など論理的に『1年以内で退職をしないこと』を伝えましょう。
2:担当者とは最低でも週に1度は連絡を取る
エージェントは、企業に応募者を優先的に紹介する際は『コンタクト日』(=あなたと連絡をとった日)を『新しい順』に並び替えて、該当者を探すそうです。
『全くコンタクトを取っていない』=『もうすでに転職活動を終えた可能性が高い』と判断されてしまい、後回しにされてしまいます。
別に長文メールを送ったり、長電話が必要なわけではないです。現状報告をするために簡単なメールや、電話をして『コンタクト日』を更新していきましょう!
3:あなたに合わなければ、担当変更をお願いしよう。
僕は転職活動中に1度だけ担当変更をしてもらったことがあります。
『僕が行きたい業界への専門知識がなく、性格が合わない』などの問題点もでてきて、大切な転職活動を成功させたい思いから担当変更を依頼しました。
別に気まずく思う必要は一切ないです。人生の方向性を大きく決めてしまう転職活動なので、相手に遠慮せずに担当変更したい場合はしっかり伝えましょう。
僕はエージェントのお問い合わせページから連絡しました。各々のエージェントのHPにはお問い合わせページがあるため、そこから担当変更の連絡をしましょう。
4:複数のエージェントから同じ求人に応募しない
僕は転職活動中に複数のエージェントから『同じ企業の求人』を紹介され、同時に応募してしまい少しトラブルになりました。笑
複数のエージェントから同じ求人に応募してしまうと、企業があなたに内定を出す際に『どのエージェントからあなたに内定を出すのか』で迷うそうです。
企業やエージェントの両者にマイナスの印象を与えることになってしまうので、『複数のエージェントから同じ求人に応募しないこと』を徹底しましょう。
転職エージェントを利用した方がいい人とは?
実際に僕はエージェントを利用してよかったですが、エージェントを利用する必要がない人もいます。
そのため以下では『こんな人はエージェントを利用したほうがいい!』って人をまとめました!もし、1箇所でも該当するならエージェントの利用をオススメします。
- 未経験の業界や職種にチャレンジしたい人
- 自分がどういった業界や職種に進んでいくべきか定まっていない人
- 転職の面接に自信がなく、客観的目線で事前対策をしてもらいたい人
- 通常の仕事があり、なかなか仕事に時間が割けない人
未経験の業界・職種にチャレンジしたい人
まさに僕がそうでした。銀行員出身で、Webマーケティング会社で働き『ブログ運営全般』に関する知識を習得したいと考えていました。
しかし、どのような企業で、どのような部署で、どのような仕事をすれば、自分が求めているスキルを習得できるのか全くわかりませんでした。
エージェントを活用すれば、業界の将来性、具体的な仕事内容、習得できるスキルなど、実際にその業界で働いていないとわからないような情報も提供してくれます。
あなたが必要な情報を効率良く提供してくれるのがエージェントです。
自分がどういった業界や職種に進んでいくべきか定まっていない人
転職をしていった同期は転職活動を始めた当初は『自分がどの業界に行きたいか』までは考えていない様子でした。
今勤めている会社は辞めたいけど、次はどんな業界・職種・仕事をしたいかを明確にイメージできている人は少ないのではないでしょうか?
エージェントは、毎日何人もの転職希望者と面談をし、キャリア形成や将来像の話を聞き、一人一人に合った人生設計を一緒に考えています。
自分だけで悩むのではなく、転職のプロに頼り、本当にあなたに合う業界・職種を選んでもらいましょう!
面接・履歴書対策などの対策を面接官目線でしてもらいたい人
企業の面接官や採用側の人間と関わりがあるエージェントを活用することは、面接対策・書類選考に大きく影響すると思います。
エージェントを活用して面接対策をすれば、面接経験を積むこともできますし、自分だけでは気づけない改善点にも気づくことができ、さらにアドバイスもいただけます。
面接官目線で『面接対策・履歴書対策』を行なってくれるエージェントを活用しない手はないですよ。
通常の仕事があり、なかなか転職活動に時間が割けない人
僕は転職活動を行なっていた始めの時期は、エージェントを利用していませんでした。
そのため平日8時〜20時は仕事で、日中も忙しかったため、なかなか求人企業の選考スケジュールを自分で調整するのが非常に大変でした。
エージェントは、転職希望者と企業との間に入って選考スケジュールの調整を行なってくれます。
平日は仕事で土日休みの企業がほとんどだと思うので、『企業との選考スケジュール調整を全て任せたい!』という方は是非エージェントを利用しましょう。
【転職エージェントとは?】のまとめ
転職エージェントとは、転職に関して専門的なアドバイスをくれるプロであり、あなたの味方です。
ビジネスだからこそ、真剣に転職のことを相談できる『転職の相談相手』のような印象を受けました。上記いずれかの条件に当てはまる人は是非エージェントを使ってみることをオススメします。
以下の記事では、実際にエージェントを使って銀行員からWebマーケティング業界に転職した僕がオススメの転職エージェントを3つにまとめました。
銀行員の具体的な転職先も書いていますが、銀行員以外の方にも共通する内容が多い記事になっています。
