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【2019年最新】トルコリラの長期見通し、急落原因を銀行員が解説

クニトミ

元銀行員で、今はwebマーケ会社で30名ほどが関わる投資系メディアの編集長を勤めている、クニトミです。

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  • トルコリラってなんで急落したの?
  • トルコリラの見通しってどうなの?
  • トルコリラは手放したほうがいい?
  • トルコリラは今仕込みどきなのかな

と疑問に思っている方の悩みを解決できる記事になっています。三井住友信託銀行を退職し、Webマーケティング会社に転職しました。


前職では金融資産1〜5億円のお客様に対して『投資、不動産、遺言、相続、税金』の観点から金融資産のコンサルティングを行っていました。


そして、経済情勢に合わせて投資信託や株などの投資に関するアドバイスをしています。銀行員時代はお客様からもトルコリラに関する質問が多かったため、この記事で解説します。


この記事では元大手銀行員の僕が以下2点を書きます!

  • 『トルコリラ急落の原因、トルコリラの見通し』を解説
  • 『トルコリラをすでに保有している方、トルコリラへの投資を検討している方』への異なるアドバイス

※2019年3月21日の下落原因も含んだ解説を行なっています。

※2019年4月25日の急落原因も含んだ解説を行なっています。

目次

そもそも、なぜトルコリラは急落したのか?

トルコリラが急落した原因を解説

この見出しでは、2018年8月10日からトルコリラが急激に下落した理由を解説しますね。


過去の情報ではありますが、今後のトルコリラの経済状況を理解する上で非常に重要な見出しなので、しっかり読みましょう!

  • 2018年8月10日の下落原因元トルコの大統領であるエルドアン大統領への政治運営に対する不信感
  • 2018年8月10日の下落原因:トルコの中央銀行の金融政策の不透明感

2018年8月10日のトルコリラの下落原因

トルコリラはもともと2つの要素があって下落傾向となっていたところに、対米関係におけるさらなる下落要因が加わり急落しました。


具体的には、『元トルコの大統領であるエルドアン大統領への政治運営に対する不信感』『トルコの中央銀行の金融政策の不透明感』の2つの要因があり下落傾向にありました。


それに加えて、トルコで発生したクーデター未遂事件に米国人牧師が関与しているとして拘束。これに対してトランプ大統領がブチギレ、対米関係において関係が悪化して急落。

簡単に説明するとこんな具合です。

2018年8月10日:トルコリラ急落の原因は『選挙を意識したパフォーマンス』

急落の原因は『両国の選挙活動を意識したパフォーマンス』の可能性が高いです。


2018年11月には米国で中間選挙があり、2019年3月にはトルコで地方選挙があります。
両国とも有権者の指示を獲得するために強気の姿勢を見せており、過激な発言やパフォーマンスが発生しました。


その結果、トランプ大統領は米国人牧師の解放を要求しましたが、トルコが応じなかったため、米国側は鉄鋼・アルミニウムの輸入関税の税率を、トルコについては倍にするとの制裁を発表。


これに対し、トルコ側も選挙を意識した強気の姿勢をみせるために対抗措置をとることを発表しました。

2019年3月23日のトルコリラ急落原因は2つです!

この見出しでは、『2019年3月21日の下落原因2つ』を解説しますね。


2019年4月25日の急落原因が気になる方は、この見出しは読み飛ばしてOKです!

  • アメリカの利上げ打ち止め
  • インフレ加速と、金融引き締めによる個人消費の落ち込み

トルコリラの下落原因1:アメリカの利上げ打ち止め

2019年3月20日に、FOMC参加者の過半数以上から『2019年度中の、アメリカは利上げをする可能性が低い』という発表があったことが引き金となり、トルコリラを含む新興国通貨は急落しました。


なぜなら簡単に説明すると、『利上げをしない』=『景気が今後落ち込む可能性が高い』という関係性があるからです。


実際にアメリカで『利上げをする可能性は低くなる』という発表があったことで、以下の画像のようにトルコリラは急落しました。

通常は『利上げをしないと、新興国通貨への投資魅力が高まるんじゃない?』という考えの方もいるため、『そもそも利上げは何のために行われるのか?』について簡単に説明しますね。


情報源:三井住友トラストアセットマネジメント

利上げ停止=景気が悪くなる可能性あり

そもそも利上げとは、『景気の過熱感を抑えるため』に行われるものです。つまり、景気がいいタイミング、景気が今後よくなる見通しの時に行われるわけですね。


たとえば以下のような関係性があって、利上げが行われます。


景気が加熱する→銀行にお金を預けるよりも、物を買って消費する→世の中にお金が出回り、物価が高騰する→『金利をあげる』政策によって、銀行にお金を預けさせる→物を買う人が減り、物価は下がる→景気の過熱感が治る


お分かりいただけたと思いますが、『利上げ』=『景気のいい時に行う』という関係性が非常に高いため、今回の『利上げ停止』によって、世の中の景気が悪くなると判断されて、トルコリラは急落しました。

トルコリラの下落原因2:トルコ国内での利上げによる個人消費の落ち込み

引用元:トルコの政策金利(日経平均ai)

上の画像はトルコの政策金利の推移を画像にしたものです。2018年9月から政策金利は24%になり、長期間徹底した利上げを行なった結果、『個人消費』は落ち込みました。


個人の消費が落ち込むと、景気は悪くなるロジックは以下の通りです。


個人は商品やサービスにお金をかけない→企業は儲からない→社員に給料を払う金額も少なくなる→さらに国民の消費意欲は落ち込む→景気は悪くなる


このように長期間に渡って高金利が続いているため、個人が消費しない期間も長引いてしまっており、結果的に企業にも負担がかかって、景気に悪影響が及んでいます。


上記2つの原因から、トルコリラは急落したと考えられます。以下では2019年4月25日の急落原因を解説します。

【最新情報】2019年4月25日のトルコリラ急落原因は2つ!

2019年4月25日のトルコリラ急落のチャート図です。

この見出しでは『2019年4月25日の急落原因』を解説しますね。

  • トルコの利下げ予測が強まったから
  • 対米関係の悪化の懸念

2019年4月23日の急落原因1:利下げ予測が強まったから

4月24日〜25日にかけてトルコリラが下落した原因は、『トルコの利下げ予測が強まったから』です。


実際に4月25日に、金融政策決定会合を開いたトルコ中央銀行は、
これまでの「必要に応じて一段の金融引き締め(利上げ)を行う」との文言を削除しました。


つまり『利上げ=トルコリラの投資魅力』であったにも関わらず、利上げをしないことが予測できたため、投資家の中で利下げ予測が強まってトルコリラの売却が進みました。

参考 2019年5月の為替相場展望マネースクエア

2019年4月23日の急落原因2:対米関係の悪化の懸念

2019年4月、トルコ(エルドアン大統領)はロシア製対ミサイル防衛システム「S400」の導入を進めており、これにアメリカは激怒していることから、対米関係の悪化が懸念されています。


もしロシア製ミサイルが導入されて、アメリカがトルコに対して経済制裁を加えた場合は、2018年8月と同じトルコショックが起こる可能性も否定できません。


上記2つの理由から、トルコリラは急落したと考えられます。以下では2019年4月25日の経済動向を踏まえて、長期見通しを解説しますね。

トルコリラの2019年見通しは”ちょっとだけ”暗いです!

結論から言うと、トルコリラの見通しは少し暗いです。以の観点から見通しを詳しく解説します。 

見通しは少し暗め
  1. 過去5年間のトルコリラの値動きはずっと下落傾向にある
  2. アメリカが2019年も利上げをする可能性を完璧には否定できない

過去5年間のトルコリラの値動きはずっと下落傾向にある

過去5年間のトルコリラの値動きはずっと下落傾向にある

上記はトルコリラの過去5年間の値動きをグラフにしたものです。


2013年〜2014年ごろはトルコリラは50円台を推移していますが、その後は下落傾向です。ちなみに2008年ごろは90円台でした。


ここ10年間で90円台から現在18円台に下落したため、80%ほど下落したことになります。様々な要因によって為替は変動するため、この先も下がり続けることは断言できないです。


しかし、過去10年間のチャート表を見ても下がり続けていることを考慮すると、この先の見通しは少しだけ暗いと考えられます。

アメリカが2019年も利上げをする可能性を完璧には否定できない

『2019年は利上げをしない可能性が高い』とは発表しているものの、万が一でアメリカが引き続き利上げを行うと、新興国(トルコ、ブラジルなど)から資金が流出し『ドル』に資金が集まります。


実際にアメリカは以下の画像のように2017年から本格的に利上げを行なっており、2018年も利上げを行なってきました。

引用:日経平均株価 AI予測

利上げに比例してドルは上昇し、トルコリラは下落傾向にあります。※もともと下落傾向でしたが、さらに下落しました。

トルコリラと米ドルを比較したイメージ図です。

つまり『2019年にも利上げを行う→ドルに資金が集まる→トルコリラの下落は続く可能性が高い』ことが予測できます。


ただアメリカが利上げをする可能性はFOMCも『低い』と大々的に発表しているので、『アメリカが利上げをしたら、トルコリラが少し下落をするかもな〜』と頭の片隅に置いておくだけでいいと思います。


これら2つの理由からトルコリラの見通しは暗いと考えています。

2019年以降(長期的に)はトルコリラが上昇する見通しもある!

トルコリラの見通しが暗いことを解説しましたが、とはいえトルコリラが上昇する見通しがあります。


その場合、以下2点の観点から上昇が予測されます。 

  1. 2019年のアメリカの利下げは前向きな理由だから
  2. 2020年、アメリカが利下げを行う可能性が非常に高い

トルコリラ見通しが明るくなる理由1:アメリカの利上げ停止は前向きな理由

今回の利上げ停止は前向きな理由なので、一時的には投資家心理が悪化して、トルコリラを含む新興国通貨は下落していますが、長期的な目線で見ればプラスに作用します。


『アメリカ景気を悪化させずに、成長させる!』という背景があって、今回は利上げ停止を実行したので、非常に前向きと捉えることができますね。


そのため投資家の予測よりも『アメリカ景気後退の可能性が低い』と予測されてます。実際に金融機関が立てた見通しでも、『この慎重姿勢は、米国株式の下支えとなる』と発表されていますので。


参考資料:三井住友トラストアセットマネジメント(米利上げ打ち止め観測で米長期金利低下)

トルコリラ見通しが明るくなる理由2:2020年は米国は利下げをする!

2020年以降は利下げを1回行う可能性が高いため、トルコリラなどの新興国通貨は上昇する見通しがあります。


なぜなら、アメリカと比べて相対的にトルコリラへの投資魅力が高まるからです。


具体的には利下げによって以下のような現象が起こる可能性が高くなります。


つまり『アメリカが利下げを行う』→『米ドル通貨への投資魅力が低くなる』→『相対的に新興国通貨の魅力が高まる可能性がある』→『高金利なトルコリラへの投資魅力が上がる』と想定できるわけですね。


情報源:三井住友トラストアセットマネジメント

トルコリラ2019年以降:見通しのまとめ

長期的に(2〜5年間)トルコリラの高金利を狙って運用する人にとっては、非常に向いている通貨だと考えています。


なぜなら2020年以降はアメリカの利上げ回数が減少することで、トルコリラへの投資魅力が高まり、利息の積み上げだけではなく、為替差益も狙えるからです。


2019年中に多少下落をしたとしても、2020年以降も保有するのであれば、十分に積み上げた金利(高金利)で巻き返せます。


2020年以降も長期で保有できる方には、トルコリラは非常にオススメです。

『すでにトルコリラに投資している方、投資を検討している方』へアドバイス

トルコリラは正直投資初心者にはかなり扱いが難しい通貨です。


しかし、もうすでに投資してしまった人もいると思うので、以下4パターンに分けてアドバイスをさせていただきます。

4パターンの投資家へアドバイス
  1. すでにトルコリラ投資し、投資資金は余剰資金ではない
  2. トルコリラ投資を検討し、投資資金は余剰資金でない
  3. すでにトルコリラ投資し、投資資金も余剰資金である人
  4. トルコリラ投資を検討し、投資資金は余剰資金である人

※余剰資金とは『万が一、なくなっても生活に困らない資金』のことです

すでにトルコリラ投資し、投資資金は余剰資金ではない

おそらく8月の急落によって大きな損をしているはずです。また、余剰資金ではない貴重な資金のため損切りもできない状態かと。


このパターンの人たちは、『自分が投資をした元の水準』まで為替が戻ったら解約することをオススメします。


なぜなら余剰資金で投資をするべきですし、3月のトルコの地方選挙もあり、どのように変動するかわからないからです。

トルコリラ投資を検討し、投資資金は余剰資金でない

絶対に投資するのはやめましょう。もうここまで説明をして、余剰資金でないのでトルコリラに投資するのは強者すぎます。

すでにトルコリラ投資し、投資資金も余剰資金である人

このパターンの人は、かなり大きな損失が出ているため長期保有をしていいと考えています。ここでいう長期保有とは3〜5年くらいですね。


理由は、長期保有ができればトルコリラの高金利をどんどん積み重ねることができるからです。


例えばトルコリラが年間で10%下落をしても年率18%の金利を積みあげることができれば最終的には+8%になります。翌年にはさらに+18%を積み上げることができます。


そのため、すでにトルコリラに投資をしており、投資の資金も余剰資金である人は長期保有をオススメします。

追加投資もオススメ!

もし余剰資金があるのであれば、追加投資もオススメできます。


なぜなら上記でも説明した通り、2019年以降のトルコリラの見通しは明るい可能性があるからです。


2020年までトルコリラを保有できるなら、かなり利息も積み上がり、加えて為替差益も狙える可能性があるのでオススメですね。

トルコリラ投資を検討し、投資資金は余剰資金である人

ここで追加投資するのはかなり面白いですね。もし僕が同じ立場なら追加投資をしますね。


なぜならトルコリラは18円台(2018年9月22日現在)でかなり割安であり、2020年以降まで保有すれば十分に利益を狙える可能性があるからです。


おそらく2019年5月を過ぎればアメリカとトルコの対立も落ち着きます。そうすれば、多少トルコリラも回復すると考えています。


そのためトルコリラへの投資を検討し、トルコリラに投資する資金は余剰資金である人は投資してもいいと思います。

【トルコリラ:2019年以降の見通し良好!】おすすめのFX会社

もし僕ならトルコリラにこのタイミングで投資しますが、大切なのは『トルコリラ投資に適しているFX会社』を選択することですよ。


そしてトルコリラ投資する場合は、スワップポイントが重要になるので以下で解説します。

スワップポイントについて

スワップポイント(金利差調整分)とは、2カ国の金利差から得られる利益のことを指します。


たとえば日本円(低金利通貨)のを売って、トルコリラ(高金利通貨)を買うと、その金利差の差額を利益として『毎日』受け取れます。

トルコリラ投資ならスワップポイントが重要です!

通貨ペア/スワップ

引用元:FXプライム by GMO

トルコリラに長期投資する場合は、スワップポイントが重要になります。


なぜならスワップポイントが高いほど、毎日積み上がる利息が大きくなり、利益を得られる可能性が高くなるからです。


そのほかの通貨と比べてもトルコリラはスワップポイントがかなり高いです。


『普段は仕事でなかなか為替を確認できない』『パソコンに張り付いて取引できない』という人は、トルコリラの長期投資がおすすめです!

具体例:トルコリラ/円を10万通貨で運用した場合(スワップポイント=85円)

 

※上記スワップポイントは、2018年11月19日持ち越し分(1万通貨)の金額です。
※スワップポイントは金利市場や為替変動等によって変動するため、将来の金額を保証するものではありません。
※付与されるスワップポイントは日々変化します。上記内容については、各通貨ペアを運用している間にスワップポイントが変動しなかった場合
  にて算出しています。
※相場状況によってはスワップポイントの受取額以上の損失が発生する可能性があります。
※各国の金利水準は、時として大きく変動することがあります。お客様がポジションを保有しつづける場合には、スワップポイントが受取りから
  支払いに転じる等金利変動のリスクがあります。

引用元:FXプライムby GMO

トルコリラ/円を10万通貨、1年間保有した場合は310250円分の利息が積み上がります。


5万通貨であっても15万円分の利息が積み上がるので、『長期保有する方』=『2〜5年間』にとってはオススメですね!


以下ではトルコリラを取り扱っているFX会社の中でも、実際に日頃からFX取引をしている元銀行員の僕が『高金利!安心!コストも安い!』と感じた1社だけを紹介します!

トルコリラ投資なら!FXプライム byGMO

ぶっちゃけ投資歴0〜1年未満の初心者なら、FXプライム byGMO 一択だと思います。


なぜなら少額からトルコリラ投資を開始できるからです。


スプレッドは以前は8.0銭でしたが、現在では4.8銭まで縮小されてます。トルコリラはブレ幅も大きいため、投資初心者の場合は絶対に少額から投資することをオススメします。


またトルコリラ/円のスワップポイントが高いだけでなく、提供する様々なサービスの質が高く、初心者へのサポートも手厚いため、FX会社を利用するのであれば、FXプライム byGMOがオススメですね!

2019年以降のトルコリラ見通しは良好!

上記で解説した『トルコリラ下落の原因、今後のトルコリラ見通し、様々な方への投資アドバイス』を理解すれば、誰でも自分に合った投資タイミングを見極めることができます。


最後にもう一度内容を確認しましょう。

トルコリラ投資に向いている人
  • すでにトルコリラ投資し、投資資金も余剰資金である人
  • トルコリラ投資を検討し、投資資金は余剰資金である人


繰り返しになりますが、投資をする上で最も大切なのは『長期投資』です。


なぜなら投資の世界は『プロ』でも予想を外すほどに難しいからです。
しかし長期投資であれば、時間を味方にして高金利を積み上げることができます。


そのため下落や急落をしても焦って損切りせずに、長期保有できる方にオススメですね。


※FXは預金とは異なり元本保証ではございません。投資をされる際は必ず余剰資金で行い、自己責任で投資しましょう。