「豪ドルは上がる?それとも下がる?」
「豪ドルの見通しはどうかな?」
「豪ドルが更に上昇するには何が必要?」
この記事を読むと、上記の疑問や悩みを解決できます。
1週間後・1年後の豪ドルの見通しと上昇に必要な条件を紹介します。
読み終わるころには、豪ドルが下がるのか上がるのか予想がしやすくなり、明確な投資基準を持って豪ドル投資ができるようになります。
なぜなら、実際に私自身がこの記事に書いてある情報をもとに投資判断をし、上手くいっているからです。
この記事で豪ドル投資のポイントと気を付けるべきリスク、豪ドル投資におすすめのFX会社とそのFX会社を使う理由も解説します。
現役トレーダー西山です。
日銀の利上げ発表後、7月11日の高値109.371円から一時95円台と約3週間で15円近く円高に振れました。
中長期的には売り材料が増えてきています。短期的なリスクオフによる急落には注意が必要です。
資源価格が堅調(プラス材料)。
米国長期金利の急変動(3.957%)による米国株の乱高下に注意。
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豪ドルの最新ニュース
相場に影響を与える、豪ドル関連の最新ニュースです。
豪消費者信頼感、9月は0.4%低下 経済・雇用への懸念表面化
オーストラリアのウエストパック銀行とメルボルン研究所が発表した9月の消費者信頼感指数は84.6で、前月比0.4%低下した。金利上昇への懸念が和らいだものの、経済と雇用への不安が表面化し、悲観論が楽観論を依然大きく上回っている。
【※Reutersより引用(2024年9月10日)】
豪企業景況感指数、8月は2年半ぶり低水準 雇用見通しが悪化
ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)が10日に発表した8月の企業景況感指数は3ポイント低下してプラス3となり、2022年1月以来の低水準となった。雇用見通しが悪化した。
【※Reutersより引用(2024年9月10日)】
豪中銀改革案、野党反対で行き詰まりか 財務相「非常に難しく」
チャーマーズ豪財務相は10日、オーストラリア準備銀行(中央銀行)の改革案について、野党が議会での反対を決定したため暗礁に乗り上げる可能性があると述べた。
【※Reutersより引用(2024年9月10日)】
2024年豪ドルの見通しとレンジ
【想定レンジ】
1豪ドル=95.0~105円(FXの歩き方編集部)
*米国金利上昇による、ドル高に注意(相対的に豪ドルが売られる)
【政策金利】
4.35%
【相場の方向性】
豪ドル安
【売買戦略】
世界経済の後退で資源価格の下落が予想されるため、中・長期的には売り目線のトレード推奨。
98円を超えて下がると下降トレンドに転換しそうなので、こまめに利確を。
【豪ドル/円の変動要因】
- 政策金利の上昇(現在4.35%)
- 米ドルの上昇
- 能登半島地震の影響によるマイナス金利解除の延期
- 中国経済の停滞
- 中東情勢・ウクライナ情勢の悪化による世界経済への影響
豪州の貿易相手国は中国が輸出(33%)・輸入(22.2%)ともに1位
*2017年統計 参照元:ジェトロ
豪ドルの市場動向
オーストラリア統計局が29日発表した4月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比3.6%と3月の3.5%から予想外に加速し、5カ月ぶりの高水準となった
【※Reutersより引用(2024年5月29日)】
消費者物価指数が予測より高かったため、利上げ機運が高まっています。
今後も動向に注目し売りのタイミングを見極めましょう。
2024年9月15日時点の状況と見通し
今週は米ドル/円を含めた世界的円高の影響か、豪ドル/円でも大きく円高に振れました。
9月発表の指標も弱く、金利上昇の機運もないため、さらなる下落の可能性もあります。
オーストラリアと関連が強い中国経済の行方にも注目しましょう。
今後は日本とオーストラリアはもちろん、アメリカの金融政策に注目しよう!
米国株の下落に注意。豪ドルは米国株との相関性が高く、米国株が下落すると豪ドルも下落します。
無料の予想ツールなどを使うと、勝率がUPするぞ!
下記の記事で詳しく説明しているのでぜひ使ってほしい。
豪州の経済指標
今週は19日の新規雇用者数と失業率に注目しよう!
豪ドルの取引戦略と見通し
- 米国株の下落 → 「円高・豪ドル安」
- ウクライナ情勢の悪化 → 「ドル高・円安」
- 能登半島地震によるマイナス金利解除の延期 → 「ドル高・円安」
米国株の早朝の値動きを見て、「上がるようなら買いエントリー、下がるようなら売りエントリー」で順張りで相場についていきましょう。
買いエントリー時は一気に買わずに、「50銭下がったら買い増す」などして、分散して買いを入れましょう。
買いポジションを持つ場合は、取引量を少なくして下がったら買うようにして、分散して買うのがおすすめです。
米国金利上昇に伴う資金逃避 → ドル高が予想されます。
中長期的には豪ドルは資源高の影響で上がると思いますが、一時的に下落する可能性があります。
豪ドル売買のポイント
- 基本的には買いポジション(中長期目線)
- 暴落に注意しながら、相場の流れに乗る。逆張りは危険!
サプライズ利下げがあった場合、急落する可能性があるから注意が必要だ!
豪ドルはスワップ(金利)狙いではなく、為替差益狙いが基本だぞ。
短期的な豪ドル見通しについての考え方
- 4.35%と現在の金利は新興国に比べれば低いが、今後も利上げされる予定 → 豪ドル上昇
- 世界経済の回復状況を見ながら、リスクオンか、リスクオフかを見極める。リスクオンなら豪ドル買い推奨!
豪ドル/円で考えるより、米ドル・円・ユーロの力関係で考える必要があるわ。
豪ドル/円では円安になるファンダメンタルズ(経済状況)でも、「米ドル・円・ユーロ」の関係でリスク回避の動きなったら、円高が進むので注意が必要!
為替状況がリスクを受け入れる流れか?リスク回避(ドル高)の流れか?判断するのが重要
2024年豪ドルの年間見通し
2024年後半にかけてのの豪ドルは、中長期的には下落する可能性があります。
なぜなら、以下のプラスとマイナスの要因があるからです。
- 2023年第3四半期(7~9月)の実質GDP成長率が前期比+0.2%(輸出が軟調だったほか、家計が支出を控え、利上げが需要を抑制)
- 資源価格の下落(マイナス要因)
- 米国との金利差拡大予想(マイナス要因)
オーストラリアの景気は減速感が出てきました。
オーストラリアと結びつきの強い中国の景気減速、世界全体の景気減速感により、資源輸出国である豪ドルの下押し圧力が強まると可能性があります。
豪GDP、第3四半期は前期比+0.2%に減速 消費支出が軟調
オーストラリア統計局が6日発表した第3・四半期の実質国内総生産(GDP)は、前期比0.2%増と1年ぶりの低い伸びにとどまり、市場予想の0.4%増を下回った。輸出が軟調だったほか、家計が支出を控え、利上げが需要を抑制していることを示唆した。
【※Reutersより引用(2023年12月6日)】
オーストラリアとアメリカの政策金利
豪ドル 政策金利(%) | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2024年 | 4.35 | 4.35 | 4.35 | 4.35 | 4.35 | 4.35 | 4.35 | |||||
2023年 | 3.10 | 3.35 | 3.60 | 3.60 | 3.85 | 4.10 | 4.10 | 4.10 | 4.10 | 4.10 | 4.35 | 4.35 |
2022年 | 0.10 | 0.10 | 0.10 | 0.10 | 0.35 | 0.85 | 1.35 | 1.85 | 2.35 | 2.60 | 2.85 | 3.10 |
米ドル 政策金利(%) | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2024年 | 5.50 | 5.50 | 5.50 | 5.50 | 5.50 | 5.50 | 5.50 | |||||
2023年 | 4.50 | 4.75 | 5.00 | 5.00 | 5.25 | 5.25 | 5.50 | 5.50 | 5.50 | 5.50 | 5.50 | 5.50 |
2022年 | 0.25 | 0.25 | 0.50 | 0.50 | 1.00 | 1.75 | 2.50 | 2.50 | 3.25 | 3.25 | 4.00 | 4.50 |
今後の米国と豪州の政策金利の開きに注目だ。
米国との金利差が大きくなると豪ドル売り、米ドル買いになるぞ!
向こう一年の豪ドル/円見通し
向こう一年の対円相場レンジを1豪ドル=95.0~105円と予想します。
上記で紹介した不安材料もありますが、プラス要因もあるので、しばらくは神経質な値動きが続きそうです。
米国経済の状況や、インフレ率の鈍化による利上げサイクル終了タイミングが今後の相場の注目材料となります。
松井証券による豪ドルの見通し
豪ドルが上昇するには何が必要?
豪ドルが上昇するには、以下の条件が必要です。
- ウクライナ情勢の鎮静化
- イスラエルとカザ地区の中東情勢の鎮静化
- 中国の景気向上
- オーストラリア景気の安定
- 政策金利の上昇
この条件が満たされれば、豪ドル上昇に期待が持てるでしょう。
豪ドルが動く!4つの経済指標
豪ドルに影響する経済指標は、主に以下の4つです。
- オーストラリアの雇用統計
- RBA政策金利発表
- 中国のGDP成長率
- 中国の消費者物価指数
オーストラリアの雇用統計
オーストラリアの雇用統計は毎月発表され、注目度の高い経済指標です。
なぜなら新規雇用者数と失業率が分かり、今後の景気動向を予想できるからです。
たとえば失業率が大きかったり雇用者数が少なかったりすると、景気は後退します。
アメリカの雇用統計のように重要な経済指標なので、必ず確認しましょう。
RBA政策金利発表
RBA(オーストラリアの中央銀行)の政策金利発表も毎月行われ、重要な経済指標のひとつです。
その理由は、政策金利発表時にRBA総裁による発言があり、その内容次第で相場が大きく動く可能性があるからです。
政策金利の発表は毎月第一火曜日に行われるので、このときはRBA総裁の発言にも注目しておきましょう。
中国のGDP成長率
中国のGDP成長率は年に4回発表される経済指標で、豪ドルを動かす要因です。
なぜなら、中国の全体的な景気動向や良し悪しを見ることができるからです。
中国と結びつきの強いオーストラリアなので、「中国の景気がどうなるのか」も重要なのです。
中国の消費者物価指数(CPI)
中国の消費者物価指数(CPI)も、豪ドルの予想をするのに役立つ経済指標です。
その理由は、中国のインフレ動向を見ることができるからです。
CPIは消費者が物やサービスを購入するときの物価変動を数値化したものです。
たとえばCPIが前年と比べてプラスならインフレ傾向、マイナスならデフレ傾向と判断できます。
豪ドル投資はやめるべき?
スワップ狙いだとしたら、私は豪ドル/円以外の通貨ペアを選びます。
世界的なインフレで先進国も金利を上げています。
- 米ドル:5.50%
- 欧州:4.50%
- 英国:5.25%
- カナダドル:5.00%
【※2024年4月調査】
新興国通貨なら、断トツで金利が高く、為替変動リスクが少ないメキシコペソ(金利11.00%)ですね。
もちろん不安要素もあるので、ファンダメンタルズ分析は必須です。
もし豪ドル/円で売買するのなら、為替差益狙いで長期保有が良いでしょう。
スワップ狙いにオススメ!豪ドル以外の高金利通貨
豪ドル以外では、新興国の通貨が高金利です。
- メキシコペソ:政策金利11.00%
- トルコリラ:政策金利50.0%
- 南アフリカランド:政策金利8.25%
【※2024年4月調査】
かつては高金利通貨として人気だった豪ドルですが、現在では金利の高さもアメリカに負けてしまっています。
そんな豪ドルに代わり、FXの3大高金利通貨として注目を集めているのが上記の3つです。
新興国は政治的・経済的に不安定です。
国の政策やアメリカとの関係の良しあしによって為替レートが大きく動くときがあります。
レバレッジを3倍程度に低く抑えて、一時的な為替変動でロスカットされないように対策をしましょう。
豪ドル投資の手順
- もらえる金利が多いFX会社に口座を開設
- 豪ドル/円を購入
- 決済せずに長期間保有
- 毎日スワップがもらえるので、それを再投資(複利運用)し、もらえるスワップをさらに増やす
- FX会社を比較し、もらえるスワップが多いFX会社を使う
- スプレッドは長期運用の場合は重要ではなく、あくまでスワップを重視
- レバレッジは1~3倍、最大でも5倍程度に抑えて運用する
豪ドルの取引でオススメのFX会社は?
豪ドルはスワップ狙いで取引するのはオススメしませんが、できれば多くのスワップ(金利収入)を貰いたいですよね?
そこで、高スワップながらスプレッドが狭く低コストの3つのFX会社をご紹介します。
豪ドルの取引はスワップ狙いより、為替差益狙いでスワップ収入はオマケぐらいで考えておきましょう。
なので、重要なのは「①スプレッドが安い(狭い)、②もらえるスワップが多い」の優先順位でFX会社を選ぶのが重要です。
豪ドル/円の取引でオススメのFX会社は、以下の3社です。
プロも愛用する取引ツール!高スワップな「GMOクリック証券」
スワップ | ||
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トルコリラ/円 円 | メキシコペソ/円 円 | 南アフリカランド/円 円 |
スワップ | キャッシュバック | |
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豪ドル/円 円 | 米ドル/円 円 | 円 |
- 全通貨最安水準のスプレッドながら、高スワップ!
- デイトレもスワップ狙いの売買も両方とも対応可能
- 国内最大手のGMOインターネットグループだから安心して取引できる
取引ツールが使いやすく、分析ツールも充実しているので、プロのトレーダーに人気!
低スプレッド(手数料が安い)・高スワップなので欠点がないFX会社といえます。
いろんなFX会社を使った結果、最後はGMOクリック証券に落ち着くトレーダーが多いのが特徴です。
全てにおいて高スワップ! 高金利通貨を買うなら「LIGHT FX」
スワップポイント | ||
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トルコリラ/円 円 | メキシコペソ/円 円 | 豪ドル/円 円 |
スワップポイント | キャッシュバック | |
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南アフリカランド/円 円 | 米ドル円 円 | 円 |
- ほぼ全ての通貨ペアが高スワップ
- トルコリラ、メキシコペソ、南アフリカランドが特に高スワップ
- 1,000通貨単位対応なので、少額から取引できる
高水準のスワップならLIGHT FXが一番と自信を持って言えます。基本的に全ての通貨で高スワップです。
特に、トルコリラ、メキシコペソ、南アフリカランドのスワップが高く、金利収入狙いのプロトレーダーに人気!
LIGHT FXはスワップ運用に必須の条件を高水準で備えています!
1,000通貨の少額から始められるので初心者でも安心ですよ。
スワップ・低スプレッド!初心者におすすめ「みんなのFX」
スワップポイント | ||
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トルコリラ/円 円 | メキシコペソ/円 円 | 豪ドル/円 円 |
スワップポイント | キャッシュバック | |
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南アフリカランド/円 円 | 米ドル円 円 | 円 |
- 高スワップ・低スプレッド!長期売買にも強い
- 高金利通貨のトルコリラ、メキシコペソ、南アフリカランドが特に高スワップ
- 1,000通貨単位対応なので、ドル円なら5千円の少額から取引ができる
高スワップで有名!スワップ金利狙いの取引で多くのトレーダーが使ってます。
低スプレッドな上に、約定力が高いのでデイトレにも強いのが特徴です。
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豪ドルの見通し まとめ
2024年の豪ドルは不安材料もありますが、プラス要因もあるので、しばらくは神経質な値動きが続きそうです。
今回紹介した内容のポイントは、次の通りです。
- 豪ドルは短期的に下降トレンド
- 中国の景気動向が豪ドルにも影響する
- 今後は利下げの可能性が高い
短期的にはやや見通しが悪いので、さらなる下落に警戒が必要です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が皆様のお役に立てば幸いです。
リスクを抑えながらトレードをして儲けてくださいね ^^
豪ドル見通し Q&A
- 向こう一年の豪ドル/円の見通しは良い?悪い?
-
2023年前半の豪ドルは良くなる見込みです。政策金利の引き上げも予定されていて、徐々に景気は良くなる見込みです。詳しい見通しとレンジについてはコチラもご覧ください。
豪ドルの売買をする際は、ぜひじっくり検討してみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。